タイトルからしてお下品で申し訳ない。。。
しかし、これがこの空港に降り立って初めに出た言葉である。
今年4度目のタイ・シンガポール出張をこの10/29~11/3にしてきた。
成田→バンコク→シンガポールというコース。
今回からバンコクはドンムアン空港ではなく、9/28にオープンしたばかりの
スワンナプーム空港である。
旧空港をご存知の方は下の写真を見ると、その明るい変わりように驚かれるのでは
ないだろうか?

9月の上旬にご存知の通りクーデターのあったタイであるが、遅延に遅延を重ね
半ば強制的にオープンされたのがこの空港である。
暫定政権は来年の秋まで続くようで国内は未だ(ソフト)戒厳令状態なんであるが
そんなことは微塵も感じさせないような平和な雰囲気である。
私は仕事の関係で、この空港が建設途中のところを何度か訪れているが、
最近で見たのが7月上旬。この頃は滑走路も更地の部分が多く、早くてもオープンは
年末、と予想していたのだが、前タクシン首相の政策であろうか?その後急ピッチで
何とかオープンとなったわけである。
。。。その間2ヶ月でどのような労働力が作用したのかは知らない。。。(苦笑)
この空港、オープンの1週間で600ものバゲッジが行方不明、またオンライン
システムの故障で搭乗券も手描きで作ったんだか作らなかったんだか、
などと、まあ新空港にありがちなトラブルが続発したのだそう。
なのでこれから年内にタイへ渡航する方はお気をつけあそばせ。
私も渡航前は散々現地の方からの連絡で注意を呼びかけられましたが、幸いにも
今回は到着便も出発便もノントラブルで済みました。。。
さてこのスワンナプーム空港、旧ドンムアン空港がバンコク中心地から北方向
だったのに対し、今度は中心地から東へ約30Km、パタヤビーチへ向かう丁度
真ん中ほどに位置する。(ちなみにドンムアンは現在軍用飛行場に。)
ラマ9世トールウェイとバンナのハイウェイに挟まれるように位置しており、車での
アクセスは便利になり、また日本企業の現地工場の多いチョンブリーの工業地帯も
中心地から中間地点。日本人にとっては今後注目の高いエリアかもしれない。

ちなみに「スワンナプーム」とは今年即位60年を迎えたプミポン国王が命名、
「黄金の土地」という意味なんだそうである。
タイ航空のデータによると、面積は旧ドンムアン空港の約5倍、成田空港の約3倍。
また、調べたところでは単一ターミナルの空港としては世界最大だそうである。
出発の際ターミナル番号を英語の通じない現地のタクシーの運転手に
伝えずに済む。(笑)
現在東南アジアのハブになっている空港はご存知の通りシンガポールの
チャンギ空港であるが、この空港がその座を狙っていることは疑いない。
この空港とにかくでかい、天井が高い、きれい(当然か)といったところ。
ドイツ人設計だそうで、白とグレーを基調とした何となくヨーロピアンな雰囲気の
コンコースで、東南アジアの空港という感じではない。
ただ個人的には、コンクリート打ちっ放しな部分が目立ち、なんか素っ気無く、
関空あたりをイメージしてしまう。。。
その辺は器が先で内装は今後、なのかもしれない。
最後に渡航の場合の情報をいくつか。。。
・到着の際Immigrationに最も近いのはタイ航空をはじめとするスターアライアンス系。
(恐らくANAも該当?)
・(多分)JALの場合は最もImmigrationから遠いGというエリアで降ろされる。これだと
ムービングウォーク(水平歩行のエスカレーター)でずっと歩いても10分はかかる。
ひたすら遠い!どこまで歩かせるんだー!!単一ターミナルの弊害といっていい!
・かといってImmigrationは広くなっているわけでなく、ボトルネック状態。いらいら。。。
・到着フロアーがドンムアンのときより狭く感じる!タクシーの客引きがよりうるさい!
・出発の際、空港利用税がそのうち現在の500→700バーツ(約2,200円)に
値上げされる模様。残金には以前よりも余裕を。
・出国手続きを済ませて搭乗ゲートへ向かおうとすると、これでもか!というくらい
King Powerの各免税店が左右に立ち並ぶ!出国の最後の最後まで金を
落として行け!と言わんばかりに。はっきり言って道幅が狭く歩きにくい!
とはいえ、利用するだけでも今のところは土産話にもなるのでまあ一度行って見るべし、
でしょうかね?印象としては採光がよく、その面でも旧ドンムアン空港に比べると
明るくなったような気がします。反面アジアっぽい雰囲気はもう感じられないのかも
しれませんけど。
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by yass2005
| 2006-11-06 00:39
| business trip