After Katrina

An American Tragedy(アメリカの悲劇)
After Katrina(カトリーナの爪跡)
Storm Surge(風津波)
Devastated Town(荒廃した街)
Evacuate(避難)
Rampant Looting(略奪の横行)


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仕事柄●IMEや●EWSWEEKをはじめ、いろいろなビジネス誌が
毎週手元に届くが、今週はやはり先日アメリカを襲った超大型
ハリケーン<カトリーナ>が襲ったニューオーリンズの街の人々の状況が
記事化されており、揃ってこんな単語がタイトルの中に含まれている。

向こうの雑誌は記事文章もさることながら、やはり写真一枚一枚の
リアリティが物凄い。とても生々しく、そこに現われる人々の
不安・涙・絶望そして略奪の狂気が、見ただけで背筋がゾクゾク
するほど読む側に強く訴えかけてくる。特に今回は混乱する中で
生き延びようとする力・祈りというものが描かれている写真が印象的だった。
中にはあまりにも悲惨すぎて目を背けたくなる写真もある。が、
それらも含め、これは全て今そこで起こっている現実なのだ、ということを
忘れてはならない。
とにかく日本の台風もそうですが、自然の脅威とはかくも凄まじいもの
であると身に染みた感じです。

あの少ないページ数の中でこの災害を嫌というほどわからせてしまう点は
流石であり、日本の写真週刊誌や週刊誌とは品格が全然違うというところ
だろうか?

とにかくこの災害をより深く知りたい、日本のTVニュースでは
あまり語られない一面が見たい、ということであれば、こういった
米系ビジネス誌の日本版なりアジア版なりを入手してみてください。
リアルすぎて見た後はちょっと凹むかもしれませんが。。。






以下、余談。。。!

先日は某誌のアジア版で、<Reform Or Die(改革か死か)>
というタイトルで小泉首相の、特に郵政民営化のことがクローズアップされていて、
その中で”日本の代表的な郵便局とはこんな感じです”、という
写真が出てくるんだけど、その写真が、離島の、小さな郵便局の写真
だったのは驚いた、というか笑えた。
決して離島の郵便局を馬鹿にするわけではありませんが、
「日本の郵便局は全てのどかで、こんなズン胴ポストが入り口にあります!」
って感じで写真が載っていたものですから。。。

離島にとって郵便局は生命線である、ということはよくわかりますけどね。
外国から見た感覚でいうとやはりこういう小さな郵便局が日本らしいんでしょうか?
他人事の記事なのだろうけれど、ちょっと知識なさすぎでがっかりしたな。
日本が話題になるときってこういうの結構多かったりするのだけれど。
でもさあ、せめて大都市の中央郵便局にしようよ~!

まあこういう記事を見てしまうと一方的に写真の質を褒めてもいられないかな?

by yass2005 | 2005-09-08 17:42 | topics